授業のワンポイント
直角三角形・小学校と中学校で異なる表現
数学 2年生 2025/12/2
■直角三角形の合同条件
教科書p.142で紹介している直角三角形の合同条件を,以下のようにその決定条件から考えるように導入してもかまいません。
図のように,長さ10cmの棒の両端を,直角∠Cの2辺に接するように置くとき,直角三角形ABCを1通りに決めようと思ったら,どうすればよいかを考えさせます。

■小学校と中学校で異なる定義や性質の表現
平行四辺形の定義や性質は小学校でも指導していますが,以下のように中学校とは表現のしかたが異なっている場合があるため,注意が必要です。平行四辺形の性質をまとめる際に,小学校での表現を用いた後,中学校でこれから用いる表現に読みかえるなどの指導を行うという方法も考えられます。
・中学校での表現「それぞれ」
小学校では2組あることについて明確に述べられていない場合もあるし,2組あることについて述べる場合も「どちらも」といった表現を用いたりすることが多い。
・中学校での表現「平行四辺形の性質 中点」
小学校ではまん中の点をという表現を用いるのが一般的。
[5章]図形の性質と証明
1節 三角形
2節 四角形
(教科書p.130〜156)
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