授業のワンポイント

現在完了形（継続用法） / 現在完了進行形

■帯活動例1不規則動詞の過去分詞形

　現在完了形は，動詞の過去分詞形を覚えていることが不可欠です。音読に加えて，ビンゴゲームで楽しく復習するとよいでしょう。

★準備するもの
・ビンゴ用紙
　クラスの習熟度に応じて，9または16マスにします。
　教師はマスの数に合わせて，動詞の原形を選び，マス外に書いておきます。

★進め方
・最初に教科書の巻末の付録p.114〜115の不規則動詞変化表を見て，クラス全体で音読し，過去分詞形の復習をします。
・ビンゴ用紙を配布し，時間内に（例えば3分間）動詞の原形を過去分詞形に変えて，マス内に書くように指示します。
・教師は動詞の原形と過去分詞形を発音し，黒板に書いていきます。
・生徒は正しく書けていたら○，間違っている場合は赤ペンで正しく書きます。
・○が縦，横，斜めに揃い，ビンゴになった生徒は手を挙げます。

■ターゲット文法の導入例現在完了形（継続用法）

　生徒と対話をしながら，現在完了形（継続用法）の形や用法を導入します。

T：S1, do you have a pet?
S1：Yes, I have a dog. His name is Shiro.
T：Oh, when did you get him?
S1：Three years ago.
T：I see. Does he still live with you?
S1：Yes, he does.
T：OK. Everyone, S1 got a dog three years ago. And he still lives with him. In this case, you can say, S1's dog has lived with him for three years. O.K, repeat after me. S1's dog has lived with him for three years.
S：S1's dog has lived with him for three years.
T：Good. （同じくペットを飼っている生徒に）S2, how about you?
S2：My cat has lived with me for seven years.
T：Very Good! Do you understand how to use "have [has] + 過去分詞〜for [since]?"
S：Yes.

■ワンポイントアドバイス

　現在完了形の継続用法は，「（今まで）ずっと〜である」という意味を表し，過去と現在がつながっていることを理解させることが大切です。
　比較のために，現在形と過去形の文を提示。現在完了形の形を理解させるだけでなく，現在完了形は，yesterdayやthree days agoのような現在とは切り離された過去を表す副詞（句）と共に用いることができず，継続している期間や継続の起点を示す，for〜やsince〜と共に使われることを説明するとよいでしょう。

■帯活動例2現在完了進行形

　ペアになって，Q&A（クイックリスポンス）を行わせます。現在完了進行形の疑問文を作って，ペアで1分ずつ質問し合い，1分間で何個質問でき，答えられたかを数えておくように伝えましょう。

A：Have you been playing soccer for two years?
B：Yes, I have.
A：Have you been learning dance for a long time?
B：Yes, I have.
A：How long have you been learning dance?
B：I have been learning dance for ten years.
A：What sport have you been playing?
B: I have been playing soccer for two years.
A：What have you been doing?
B：I have been studying English.
A：How long has it been raining?
B：It has been raining since yesterday.
などと続く。

Unit 2　Living Side by Side　Part 1〜3（教科書p.19〜25）

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