高校入試分析
運動とエネルギー ―物体の運動・仕事とエネルギー―
理科 3年生 2021/8/3
「運動とエネルギー」では,物体に力がはたらくとき,力がはたらかないときの運動の規則性について,実験や観察を通して理解を深めていきますね。
記録テープで台車の運動を測定する実験をテーマとした入試問題は,この単元では頻出テーマとです。
今回は,このテーマの問題から,「速さと時間」の関係を選択する問題を紹介します。
斜面⇒平面⇒斜面の連続運動における,台車の速さについて考える問題ですね。各選択肢がダイヤグラムのように複雑な形をしていますので,考える糸口がつかみにくいかもしれません。
解法としては,Aのほうが斜面Tの傾きが大きいので速さの変化も大きい(ア・イ),AのほうがBC間の速さが大きいのでBC間の移動時間は短い(ア・ウ・エ)。この2点を考えないといけませんので,苦戦した受験生も多かったのではないでしょうか。
日常の学習を通して,実験の条件と結果の関係を分析して,解釈できるような力を育みたいものですね。
問題提供:株式会社 英俊社
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