中学生エデュフル

授業のワンポイント

関数の式の表現・座標

数学 1年生 2024/10/1

■関数の式を求める際の表現について

 この教科書では,関数を求める場合に,「xとyの関係を式に表す」という表現を用いています。今後,関数を見ていく際に,yがxの式で表すことができる関係かどうかをまず確認することが大切だからです。
 しかし,中学校で学習する関数はすべてyがxの式で表されるものばかりなので,学級の実態に応じて,「yをxの式で表す」という表現を用いても問題ありません。

■全国学力・学習状況調査

 過去,複数年の調査において,平面上の点の位置を表す問題が出題されています。これらの結果から,座標が正の数だけのときに比べ,負の数が含まれているときに正答率が低い傾向にあることがわかっています。
 正の数の範囲までは正しく座標を表すことができても,負の数の範囲まで拡張することによってつまずく生徒がいることを理解したうえで,ていねいな指導を心がけましょう。

■色覚配慮

 教科書p.123の例1の図では,点A,B,Cの座標を読み取りやすくするために,それぞれの点から座標軸に向かって色のついた線を引いています。
 これらは,色で指示すると,色覚特性によっては認識できない場合があります。
 色名でなく「Aからx軸に向かってのびる線」などと呼ぶようにしましょう。

[4章]変化と対応 
2節 比例(教科書p.117〜127)

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