高校入試分析
化学変化とイオン ―酸・アルカリと塩―
理科 3年生 2023/5/16
「化学変化とイオン」の学習目標の1つは,酸の水溶液とアルカリの水溶液を混ぜると,水と塩ができる中和反応を理解することですよね。
中和反応において,加えた水溶液の体積から,混合液中のイオンの数の増減を導き出す問題がよく出題されています。
今回は,塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和を扱った問題を紹介します。
中和に必要な水溶液の体積と水溶液中に含まれるイオンの数を関連付けて考えさせる問題ですね。
塩酸と水酸化ナトリウム水溶液が同体積で完全に中和していることから,基本的な問題であるといえます。
中和反応において,水溶液中の各イオンの数を考える場合,中和する水溶液の体積比から,含まれるイオンの数の比を考えて解く問題は入試問題でも多く見られるので,そういった問題を解く前に,基本の確認としてぜひ解いておいてほしい問題です。
問題提供:株式会社 英俊社
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