高校入試分析
化学変化と原子・分子 ―化学変化と物質の質量―
理科 2年生 2021/4/13
「化学変化と原子・分子」の学習目標の1つは,実験を通して,化学変化の前後における質量の関係や質量変化の規則性について理解することですね。
この単元の入試問題では,与えられた実験をもとに,知識や理解を総合的に問う問題がよく出題されています。
今回は,単に量関係の理解や知識を問う問題ではなく,実験結果を解釈して,判断する力を問う問題をご紹介いたします。
炭素を燃やすと二酸化炭素ができる,スチールウールを燃やすと酸化鉄ができる,という知識は,多くの受験生がもっていることでしょう。
この問題では,「反応して気体ができ,その気体が空気中に出ていく」と予想し,実験結果も現実的なものですので,上記の知識で答えにたどり着くことはできます。
しかしながら,このように予想や仮説を検証する問題があるということを知らずに,試験本番を迎えた場合はどうでしょうか。
普段から,実験や観察を通して,科学的に考える力を養っておきたいものです。
問題提供:株式会社 英俊社
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