中学生エデュフル

授業のワンポイント

現在分詞の後置修飾/過去分詞の後置修飾/接触節

英語 3年生 2025/6/10

■Target 10 の解説現在分詞の後置修飾

 <動詞のing形で始まる語句>を名詞の後ろに置いてその名詞を修飾する「後置修飾」の文を学習します。

(例)
@ This is a pictogram of people dancing together.
(これは一緒に踊っている人々のピクトグラムです。)
A The girl wearing a red sweater is Hina.
(赤いセーターを着ている少女はヒナです。)

〔形式〕
・分詞には現在分詞(動詞の-ing 形)と過去分詞があり,形容詞のように名詞を修飾することがあります。
・@ dancing が together という副詞を伴って前の名詞 people を後ろから修飾。
・A wearing が a red sweaterという目的語を伴って前の名詞 girl を後ろから修飾。
・このように,現在分詞が他の語句を伴い,名詞を修飾するときは,現在分詞で始まる語句は名詞の後ろに置かれます(後置修飾)。

〔機能と意味〕
・現在分詞は,形容詞の働きをして名詞を修飾。「〜している」という意味を表します。

■Target 11 の解説過去分詞の後置修飾

 <過去分詞で始まる語句>を名詞の後ろに置いてその名詞を修飾する「後置修飾」の文を学習します。

(例)
@ I received an e-mail written in English.
(私は英語で書かれたEメールを受け取りました。)
A The person taken to the hospital got well soon.
(病院に運ばれた人は,すぐに良くなりました。)

〔形式〕
・@ written が in Englishという語句を伴って名詞 e-mailを後ろから修飾。
・A taken が to the hospital という語句を伴って名詞 person を後ろから修飾。
・このように,過去分詞が他の語句を伴い,名詞を修飾するときは,過去分詞で始まる語句は名詞の後ろに置かれます(後置修飾)。

〔機能と意味〕
・過去分詞は,形容詞の働きをして名詞を修飾。「〜された/されている」という意味を表します。

■Speaking活動Express Yourself(p.55)

 ペアになり、好きな音楽や聞いたことのある音楽についてたずね合う活動を行います。
 質問の答えが Yes / No いずれであっても,必ずプラスアルファの情報を聞き出せるよう、追加で質問するように指導しましょう。

【発話例】
T: Ask your partner about their favorite songs.
  You need to ask at least one additional question to your partner, and your partner has to answer that question to keep the conversation going.

【会話例】
A: Have you ever listened to any songs written by Fujii Kaze?
B: Yes, I have. / No, I haven't.
A: Do you like his songs? / Whose songs do you like?
B: Yes. I like Kirari very much. / I like the songs sung by Motoki Omori from Mrs. GREEN APPLE.

■Target 12 の解説接触節

 〈主語+動詞〉の節が直前の名詞を後ろから修飾する形式をとる「接触節」を学習します。

(例)
@ The people we met yesterday were very kind to us.
(私たちが昨日会った人々は,私たちにとても親切でした。)
A I'll show you the photos I took in New Zealand.
(私がニュージーランドで撮った写真をあなたに見せましょう。)

〔形式〕
・@ 名詞 people をその直後にある節 we met yesterday が後ろから修飾。接触節 we met yesterdayに修飾されている The people がこの文の主語になっています。
・A 名詞 photos をその直後にある接触節 I took in New Zealand が後ろから修飾。接触節 I took in New Zealand に修飾されている the photos がこの文の直接目的語になっています。

〔機能と意味〕
・名詞の直後に接触節を置くと,接触節(〈主語+動詞〉)が前の名詞を修飾して「〜が…する/した」という情報を付け加えます。

【Unit 4】
Society for All
(教科書p.51〜57)

アンケート

よろしければ記事についてのご意見をお聞かせください。
Q1またはQ3のいずれか一方はご入力ください。

Q1:この記事は授業準備のお役に立ちましたか。
Q2:この記事の詳しさは適切でしたか。
Q3:その他、ご意見・ご感想をお聞かせください。

全角で512字まで入力できます。