今知りたい授業のワンポイント

大きい数のひっ算

■3桁を含む計算について

　教科書p.111で取り扱う「3桁を含む計算」は、あくまでも（3位数）±（1、2位数）で、百の位へ繰り上がりのない計算と百の位から繰り下がりのない計算とに限定されています。
　その理由は、これらの計算を指導することを通して、「2位数までの計算が確実に理解できるようになること」、「第3学年で取り扱う3位数や4位数の加法・減法の筆算へ発展的に関連づけること」を意図しているからです。このことを前提に指導しましょう。

■筆算のアルゴリズムの指導について

　教科書p.111で扱っている3位数を含むたし算とひき算の筆算は、百の位に繰り上がることがない、もしくは、百の位から繰り下げることがない場合の筆算です。つまり、百の位を隠すと、既習の（2位数）±（2位数）の計算に帰着できます。
　このことに着目させることで、3位数になってもこれまでの2位数どうしの筆算のアルゴリズムが使えることを実感させましょう。

8.たし算とひき算のひっ算（2）（教科書p.102〜113）

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