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今知りたい授業のワンポイント

季節と生き物のようす

理科 4年生 2025/3/6

■学校の周りの自然を生かす

 この単元では、1年間を通した観察計画を立てて継続観察を行います。長期にわたって観察できる安全な場所を探しておきましょう。学校として永続的に使える場所を学校内外に確保し、協力体制を築くことが望ましいです。

・周りに豊かな自然環境がある学校の場合
 学校の近くに雑木林や草むらなどがあれば、多様な動物や植物の観察ができます。空きや冬になったときにも隠れている昆虫を見つけたり、鳥の活動のようすを観察したりすることができます。

・周りに公園や池などがある学校の場合
 都会の学校でも、近くに公園がある場合が多いでしょう。公園では、動植物の環境をよくしようとする取り組みをしているところも多いので、協力してもらうこともできます。
 校外の公園や池などで観察活動を行う際には、事前に管理会社に連絡を取り、許可をとっておきましょう。

・都会で花壇や樹木のみしかない学校の場合
 限られた自然でも、よく注意をすれば昆虫や鳥の観察ができます。野草はどこにでも生育してくるので、いろいろな昆虫も集まります。校内の花壇に花を多様に植えたり、生き物が集まる水場をつくったりするくふうをして、積極的に豊かな動植物環境をつくるようにします。

・遠足などを活用する
 日々の観察には難しいですが、地域の自然や少し離れた地域の自然を知るために、社会科見学や遠足などを活用することが考えられます。昆虫館、植物園、博物館などの学芸員に指導を受けられる機会があれば、積極的に活用しましょう。

小石を積んだり、落ち葉を集めて置いたりして、虫を呼び寄せてもよい。

★3月の植物栽培情報

 4年で栽培するヒョウタン(ヘチマ、ツルレイシ)については、4月に入ってから準備しても間に合います。ただし、地域によっては、4月にたねや苗を入手しにくい場合もあるので、早めに探しておくと安心です。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。

季節と生き物(1)1.春の生き物(教科書p.8〜19)

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