今知りたい授業のワンポイント
おもちゃランドの計画・準備・開催
■多くの人と一緒に楽しみましょう
子どもたちが頑張って作ったおもちゃをたくさんの人に見てもらい、一緒に楽しく遊べる場を設けましょう。
【準備 事の例】
・場所の確保、場作りの準備
・ほかの学年と交流する場合は、1年生や幼稚園、保育所などへの依頼、事前連絡や打ち合わせ
【準備 物の例】
・おもちゃランドに出す自分のおもちゃ、遊び方やルール・約束などを書いた掲示物、記録カード、表彰状、招待状など
■来場者の声を子どもたちに
可能であれば、来場者にその場で感想を聞いたり、来場者の責任者や担任の先生に来場した人の感想を聞いてもらったりするよう、事前に連絡しておきましょう。
そのときのアンケートや質問内容については、子どもたちに作成させてもよいでしょう。来場者の生の声を聞くことは、子どもたちにとって自信にも励みにもなります。
■ルールや遊び方のアレンジを
子どもたちは、「より高く」「より速く」「より遠くへ」など競い合う遊び方や、「2回まで」「○○以外は点数なし」などわかりやすいルールを好みます。しかし、速くゴールするだけでなく、例えば「丸の中に止まれば高得点」や「○○になればもう1回できる」など、変化や柔軟性、多様性をもたせることで、より楽しくなることを伝えましょう。
■相手を思いやる気持ちを育みましょう
ルールや遊び方は、招待した人に合わせてアレンジするよう促しましょう。例えば、「幼稚園の子は、少し前のほうからやってよい」など、相手を思いやる気持ちが出るとよいでしょう。
また、2年生が指導して1年生がおもちゃを作り、一緒に動かして楽しむおもちゃ大会を開くことも、相手意識を高める一つの方法になります。
工夫した遊び方やルールは、言葉できちんと説明できるだけでなく、紙にかいてわかりやすく説明できるように導きましょう。上手に説明している子どもには、「とても素敵な伝え方だね」「おかげでみんな楽しく遊べているよ」などとほめてあげましょう。


■状況に応じた工夫
【おもちゃ発表の工夫(休校等で学校で活動できない場合)】
おもちゃを作るときは、「必ず大人と一緒に」が前提です。日中一人で自宅学習する児童には、大人が在宅する夕方以降の時間帯で、無理のない範囲で活動するように伝えましょう。そうした状況も踏まえ、課題の提出や発表の日は、余裕を持たせた日程で設定しましょう。
おもちゃが完成したら、オンライン発表会を開きます。それぞれ、画面におもちゃを見せながら、工夫したところや失敗・改善を繰り返したところなどを発表します。
発表後は、意見交換できるような場を設けましょう。
【交流活動の工夫】
おもちゃ作りを済ませておき、交流は先に延ばすという方法も考えられます。
現在の様子、今後の流れによって、あらためて時間を設けてもよいでしょう。
せかいで ひとつ わたしの おもちゃ(教科書P.58〜71)
あそび方や ルールを くふうしよう(教科書P.64〜65)
みんなで 楽しく あそぼう(教科書P.66〜67)
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