今知りたい授業のワンポイント
数直線・数の大小
算数 2年生 2024/6/6
■数直線の取り扱い
数の順序、系列をとらえさせる際には、数直線を用いるようにするとよいでしょう。数直線を用いれば、視覚的に数の順序や系列をとらえることができ、理解しやすくなるからです。
数直線を活用する際には、目盛りの大きさを児童自身で判断できるように指導しましょう。指導にあたっては、まず数直線を観察させ、
・1000までの数直線であること
・大きい目盛りは100で、小さい目盛りは10であること
などに気づかせます。
数を数直線上に表す際には、大きい目盛りと小さい目盛りに気をつけて、数と数直線上の目盛りとを1対1に対応させていくことが大切です。
なお、「数直線」という用語は第3学年で知らせることになっているので、第2学年では「数の直線」と呼んでいます。
■上の位の数字から順に比べていく
教科書p.80では、十進位取り記数法の仕組みをもとに3位数の大小比較の仕方を考え、説明させる活動を通して、3位数の理解がより深まるようにしています。
どの位に着目したかを意識させ、一番大きな百の位の数字が同じときは、次に大きな十の位の数字を比べるというように、数の大小の判断は上の位の数字から順に比べていけばよいことに気づかせましょう。
■式に表すよさ(簡潔性)をとらえさせる
大小関係を式に表す指導では、不等号の意味だけではなく、「簡潔性」といった式に表すよさもとらえさせることが大切です。そのために、式に表すだけでなく、式をよませる活動も取り入れるとよいでしょう。

6.100をこえる数(教科書上巻p.72〜86)
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