今知りたい授業のワンポイント
等分除
算数 3年生 2024/2/15
■「3人に分ける」分け方
教科書p.20で実際に数図ブロックを使って等分する操作をする際は、どのような過程を辿るのかをはっきり意識させることが大切です。
数図ブロックを使って3等分する操作には、p.21に示しているような、以下の2つの方法があります。2の見当をつけて配ることは、後のわり算の筆算の学習などにおいて有効な手段となります。
1.1個ずつ3人に配っていき、なくなるまで配り続ける。
2.見当をつけて、およその目分量で同じ数ずつ分けて、後で個数が同じになるように調整する。
授業では、できるだけ児童の発想を引き出し、答えが求められたところで、次のことを確かめるようにしましょう。これらのことを数図ブロックや皿の絵の数と結びつけて確かめておくことが、わり算の意味理解を確かなものにします。
ア.はじめにあったいちごの数 … 12個
イ.同じ数ずつ分けた人数 … 3人
ウ.1人分のいちごの数 … 4個
■÷の記号、および、わり算の用語の指導
教科書p.22では、等分除の分け方をわり算の式に表すことを学習します。
ここで大切なのは、等分除の操作とわり算の式をしっかり関連づけることです。反対に、わり算の式が表す具体的な場面を数図ブロックを使った等分の操作で表すことも大切です。
なお、12÷3の式で、12個÷3人=4個のような名数式を指導する場合もありますが、いつまでも固執しないように注意し、12÷3=4の無名数式に慣れるように指導しましょう。

2.わり算(教科書上巻p.20〜33)
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