今知りたい授業のワンポイント
理科室で注意すること
■授業前の準備
児童が安全に器具を使い、安全に実験するためには、教師が理科室や器具の使い方を理解しておく必要があります。そのために次のことに気をつけましょう。
・理科室にどのような器具がどこにあり、どのように使うかを把握しておきます。
・理科室の約束や実験の約束を掲示するなど、安全に指導できるようにします。
・予備実験をしっかり行い、どこに危険が隠れているのか、どのようにすれば危険を回避できるのかを把握しておきます。
・ガラス器具を使う際は、ひびが入っているものがないか確認しておきます。
■実験を始める前に
実験器具をそろえるために、児童がいっせいに動き出すと、器具を落としたり、けがをしたりする危険性が高まります。
・理科室の通行のルールを決めます。
・座席に番号を当て、取りに行くものを振り分けます。
■実験をするときは
教科書p.110の「まちがいさがし」やチェックリストを参考に、今自分が実験を始めてよい状況かを確認する癖をつけておきたいものです。「まちがいさがし」では、想定外の間違いを指摘する児童に対しても、その理由を聞き出し、児童の意欲を損なわないようにしましょう。
また、実験中の役割(器具の準備をする係、実験の操作をする係、記録をとる係など)を決めておくこともスムーズに実験を行うためのポイントです。

■実験が終わったら
・加熱実験後の器具は熱くなっているため、冷めるまで触らないようにします。
・ガラス器具は洗って片づけます。
・実験が終わったら、必ず手を洗うように指導します。もし薬品がついた手で、目をこすったり、肌の弱いところを触ったりすると炎症を起こすなど危険が伴います。

底をつきやぶらないように、ブラシを持つ位置を調節にする。
★10月の植物栽培情報

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
みんなで使う理科室(教科書p.110〜113)
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