今知りたい授業のワンポイント
長さ
■長さの表し方
長さの表し方には、以下の2つの方法があります。
・【複名数】…2つ以上の単位を使って表したもの。(例:14cm8mm)
・【単名数】…1つの単位を使って表したもの。(例:148mm)
単名数は複名数よりも扱いやすく、小数や分数を使えばどんな量でも表すことができます。しかし、第2学年では小数は未習なので、教科書p.37〜39のはがきの縦の長さを単名数で表すと148mmのようになります。この場合、児童には長さの実感が伴わないと思われるので、教科書p.40では複名数で表すようにしています。
■ものさしの使い方
ア.目盛りのある側を向こう側に向け、測る部分に沿わせながら、ものさしの端を測りたいものの一方の端にきちんと合わせる。
イ.目盛りはものさしの真上から読む。
ウ.まず、いちばん大きい目盛り(1cmきざみ)で何cmかをよみ、次に、はしたの長さをmmの目盛りでよむ。
エ.5cm、10cmごとの印や5mmの目盛りを利用して、目盛りを効率よくよむ。
オ.ものさしで直線をひくときは、目盛りのある側で点をとり、ものさしの背(目盛りのついていない側)で線をひく。
■長さの測定と誤差
測定には誤差が生じることがあります。その原因として、以下のようなことが考えられます。
ア.計器(ものさし)の精度が悪い。
イ.測る人の癖。
ウ.計器(ものさし)の使用法を誤っていたり、目盛りのよみを誤っていたりする。
エ.印刷したものを測定する場合、印刷のずれがある。
オ.測定するものに凹凸がある。
少しくらいの誤差はかまいませんが、2mm以上の誤差がある場合は、もう一度測定させて誤差が生じた原因を見つけ、できるだけ正しい測定ができるように指導しましょう。
[4]長さ(教科書上巻p.34〜46)
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