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今知りたい授業のワンポイント

3つの かずの けいさん

算数 1年生 2024/9/12

■1つの式に表すことのよさを理解させる

「3つの かずの けいさん」では、既習の2口のたし算とひき算と同じように、3口になっても1つの式で表すことのよさに気づかせることが大切です。しかし一般に、児童は、教科書p.54のような問題に直面した際、1つの式に表すようなことはせず、次のような2段階で問題を解決しようとします。

 5+3=8
 8+2=10  10ぴき

 そこで、実際の指導では「1つの式に表せないですか。」などと問いかけ、3口になっても1つの式で簡潔に表現・処理できるよさに気づかせましょう。そのためには、数図ブロックを操作して考えさせ、数図ブロックの動きと対応して「ふえて、ふえる場面」と捉えさせて、1つの式で表すことのできるよさを理解させることが大切です。
 ただし、1つの式に表すよさについては、使っていく中で徐々に実感していくと思われるので、特にこの段階では急いで押しつけなくてよいでしょう。

■つまずきと対策正しい計算の順序を確認する

 ひき算が混じった3口の計算の場合、順序を意識しないで計算すると答えが違ってくるときがあります。
 例えば7−4+2の場合、7−4=3、3+2=5が正しい計算の仕方ですが、4+2=6、7−6=1と計算してしまう間違いがよくあります。このような場合は、前から順に計算することを押さえさせるとともに、具体的な場面を数図ブロックの操作で確認させて、正しい計算の仕方に気づかせるようにしましょう。 

12.3つの かずの けいさん(教科書p.54〜58)

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