エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

送風機

理科 3年生 2025/5/22

■送風機について

 送風機は、風量や風の向きを変えることができるものを選びます。クラスで同じ種類の送風機を使用し、送風機の種類の違いによる結果の差が出ないようにします。また、実験では、送風機などが多数使えるように、電源コードなどを準備しておきます。
 使用する際は、事前に、送風機に指を絶対に入れないなどの安全への配慮を徹底します。また、実験中に、夢中で自分の車を追いかけて、児童どうしが衝突したり、電源コードに引っかかったりすることがあります。実験前に順番を守ったり、範囲を決めたりといったルールづくりが必要です。

■送風機の使い方

 多くの場合、送風機は回転式のスイッチで強弱を変えます。その際、調べたい風力にする前に車が進んでしまうことがあったり、車が曲がって進んでしまったりすることがあります。
 そこで、送風機との間に厚紙(下敷き、バインダ―など)を入れて風を遮り、厚紙を上げることで送風を開始するようにすると、落ち着いて実験に取り組むことができます。

1.車と送風機を、まっすぐに合わせる。
2.厚紙を間に入れる。
3.送風機の強弱を合わせる。
4.厚紙を上げる。→スタート

■扇風機を使う送風

 送風機の数が不足している、もっと強力な風を得たい、という場合に一般の扇風機を使うことが一案として考えられます。
 扇風機は風が広がり、スイッチの強弱以外に、風を当てる場所によって強弱の差ができてしまうという特性があるので、扇風機の前にフードをかぶせて、風の強さのむらを少しでも解消できるようにするとよいでしょう。

筒状のフード

★5月の植物栽培情報

 植物の種類により発芽の適温は異なります。ホウセンカの発芽適温は20度前後で、ヒマワリやマリーゴールドは20〜25度です。通常、適温下で3〜10日で発芽します。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。

[4]風とゴムの力のはたらき(教科書p.46〜59)

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