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今知りたい授業のワンポイント

式と計算の順序

算数 4年生 2024/7/11

■ことばの式の取り扱い

 ことばの式は数量の関係を捉えやすいよさがあります。そこで、1つの式に表す際に、ことばの式を手がかりにします。
 ことばの式の学習でのつまずきの多くは、何を( )でひとまとまりとするかが考えにくいところです。
 例えば、一口に「代金」といっても1つのものの代金を指す場合もあれば、いくつかのものの合計を指す場合もあります。そのため、「いくつかのものの代金を( )で表してみよう。」と何をひとまとまりと考えるのかを具体的に言葉がけしながら、指導しましょう。

■計算の手順を可視化する

 計算の順序を児童に説明させる際は、計算の手順を可視化して板書に示すよう支援することが大切です。
 下のような計算の手順を児童は図で示すことができないので、はじめは教師が計算の手順を可視化して図で示しましょう。

■計算の順序の間違いを防ぐ方法

 計算の順序の間違いを防ぐには、数多く計算させるよりも教科書p.119[2]のように間違いを見つけて説明させる活動を重視し、計算の順序を強く意識させる方が効果的です。

教科書p.119[2]
(ア)60+40÷5=20
 間違いの説明:左から順に計算している。÷を先に計算しないといけない。
 正しい答え:60+40÷5=68

(イ)8×4−10÷2=11
 間違いの説明:左から順に計算している。×、÷を先に計算しないといけない。
 正しい答え:8×4−10÷2=27

8.式と計算の順じょ(教科書上巻p.116〜127)

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