エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

自分について調べる

生活科 2年生 2025/12/12

■振り返りの起点

 この単元では、子どもが自分自身の成長を実感することを目的としています。そのため、振り返りの起点を一律にとらえる必要はなく、例えば「赤ちゃんの頃」や「小学校に入学したとき」など、どの時点にしてもよいでしょう。それぞれの子どもができる範囲で過去の自分を調べられるように指導しましょう。

■友だち同士ですてきを伝え合う

 友だち同士でお互いのすてきを伝え合う活動では、本人も気づいていないすてきが発見できたり、自分のすてきを知って自信を持つことができたりします。
 友だちのすてきを見つけることができない子どもには、友だちの得意なことや頑張っているところなどを具体的に示し、考えてみるよう声をかけましょう。
 また、「友だちすてきカード」をたくさん受け取る子とそうでない子が出ることが考えられます。偏りが出ないように、「カードは同じグループの友だちに向けて書くようにする」などのルールを設定するなど配慮しましょう。

■インタビューの相手

 インタビューをする相手は、保護者や祖父母だけでなく、幼稚園や保育園の先生、1年生のときの担任でもよいでしょう。また、学童や習い事の先生、近所の○○さんなど身近な大人や、登校班の上級生なども考えられます。自分と関わりのある人なら誰に聞いてもよいことを子どもに伝えましょう。
 なお、インタビューの相手には、事前に教師が活動の趣旨と内容を伝え、理解を得るほか、インタビューの際には、温かい雰囲気で活動の趣旨を踏まえた回答をいただくようお願いしておきましょう。

■自分を支えている人への気づき

 子どもが自分の成長を実感したタイミングで、「どうしてできるようになったのかな?」などと問いかけることで、自分が何かできるようになった背景には、自分の頑張りのほか、周囲の人の応援や支えがあったことに気づくことができるようにします。できるようになった理由を考える過程で「○○さんのおかげ」ということに気づくと、「ありがとうを届けたい」という思いにつながっていきます。

これまでの わたし これからの わたし(教科書p.104〜105)

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