エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

メダカ・ヘチマ・ヒトの比較

理科 5年生 2024/9/26

■児童の考えの整理の例

 動物と植物で整理すると、次のような児童の考えが予想されます。

・メダカとヒトの場合、卵と精子の受精により受精卵ができますが、ヘチマの場合はおばなにあるおしべの花粉とめばなのめしべが受粉する必要があります。

・子メダカは卵の中で、ヒトは母体内でだんだんと時間をかけて育ちます。ヘチマは受粉後、めしべの膨らんだ部分が時間をかけて実になります。

メダカ

ヘチマのめしべ

ヒト

・メダカは卵の中の養分を使って育ちますが、ヒトは母親の養分をもらって育ちます。ヘチマの場合、発芽には種子の中の養分を用いますが、水、適当な温度、空気も必要です。成長には3つの条件のほかに日光と肥料があるとよく育ちます。

■まとめ方

 種が異なっても次の世代へと生命を受け継いでいる共通性に気づくことができるようにしたいものです。また、メダカ・ヘチマ・ヒトとは異なる生物についても取り上げることで、生物の多様性について考えられるようにするとよいでしょう。

★9月の植物栽培情報

 4月に実施する「受けつがれる生命(1)花のつくり」の観察に使うアブラナは、9〜10月に種子をまきます。来年度の第5学年に、引き継ぎをしておく必要があります。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。

これまでの学習をつなげよう(教科書p.100〜101)

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