今知りたい授業のワンポイント
児童が興味を持つ制作題材のくふう
■学級の実態に応じた制作題材の例
本単元を展開するにあたり、児童の学習意欲を高めるのに苦労したり、また、児童が誤った自然概念をすでに身につけたりしていることも考えられます。そこで、学級の実態に応じて、別のものを使った追究活動を行うことも必要です。
【風車】
・第一次につながる。
・送風機との距離が一定(風力が一定)。
・教室内でできる。
【風で動く車が坂をのぼる】
・車どうしがぶつからない。
・力を感じやすい。
【風力クレーン】
・持ち上げるものの重さから力を感じやすい。
・送風機との距離が一定(風力が一定)。
【帆船】
・夏に本単元を行うときにプールを利用できる。
・浮かべた船がみな一定の方向に進むため、風の力が実感できる。
【風船カー】
・風船はプロペラよりも児童になじみがある。
※動かすときにいちいち空気を入れる必要がある。
■風に向かって進む車
風にはものを動かす力があり、それを利用すると、ものをいろいろな方向へ動かすことができます。子ども資料集p.16に、ゴムでプロペラを回し、プロペラの回転を利用して風を起こし、風で動く車を紹介しています。ここでは、力の向きを変えて、風の方向へ車が進むという、児童の常識からは考えにくい動きをする車をつくることで、くふうの楽しさを味わわせましょう。

★6月の植物栽培情報
植物は光合成によって養分をつくり成長します。日光が十分に当たることが、よい環境の第一条件となります。一般的には、下記の優先順位で場所を選定します。
1.日当たりのよい南向きの場所
2.午前中に日が当たる東向きの場所
3.午後から日が当たる西向きの場所
ただし、真夏の高温期には、北海道・東北地方・高冷地などを除いて、強い日ざしによって成長が阻害されることもあるので、植物の種類に応じて、強い日ざしを遮る工夫(日よけをするなど)も必要です。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
[4]風とゴムの力のはたらき(教科書p.46〜59)
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