今知りたい授業のワンポイント
冬のヒョウタンの観察
理科 4年生 2023/11/30
■準備のポイント
ほかの学年の観察植物は、秋の時点で刈り取ってしまうものもありますが、4年の「季節と生き物」単元では、1月にも冬の観察があることをほかの先生にも伝え、4年の植物を、ほかの植物といっしょに刈り取ってしまわないように配慮しましょう。
■冬の観察の視点
春から継続してきたヒョウタンの観察の最後の活動であるため、しっかりと冬のようすにも興味をもたせ、継続して活動を続けることの大切さにも気づけるようにしたいものです。
ヒョウタンの葉や茎がすっかり枯れてしまうことと、草むらの草が枯れていたり、イチョウなどの木の葉が枯れ落ちていたりすることとの関連を考えさせましょう。
ヒョウタンの実を収穫し、実の中にたねがあることを確認させ、ヒョウタンは、葉や茎は枯れてしまったが、たねを残して命をつないでいることをしっかりととらえさせるようにします。

■冬越しの違い
イチョウなどの木は、枝に芽を残して命をつないでいたことを思い出させ、実の中にたねを残すヒョウタンとは、命のつなぎ方が違っていることを確認しましょう。
■ヒョウタンの片づけと観察
枯れたヒョウタンを片づける作業も、児童といっしょに行うとよいでしょう。1個のたねから成長した植物に、何個の実がなっているか、1個の実に何個のたねが入っているかなどを調べると、植物の生命力や命をつなぐしくみに興味をもつことができます。また、5年の「生命の連続性」につながる学びができ、さらに、自分たちが世話をした成果を実感できるでしょう。
季節と生き物(4)冬の生き物(教科書p.128〜135)
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