今知りたい授業のワンポイント
かさくらべ
算数 1年生 2024/9/5
■かさ(容器の大きさ)の比較について
入れ物の容量を比較する方法として、次の方法が考えられます。
1.目で見て比べる。
2.一方を他方に移して比べる。
3.第3の容器を用いて比べる。
4.コップなどの何倍分かで比べる。
長さとかさでは2の方法の捉え方が少し異なります。長さでは、2つのものの長さを直接重ねて比較する(直接比較)するのに対し、かさでは、入れ物の容量を水を媒介(間接比較の手法)にして、一方を他方に移す仕方になっています。
この「かさくらべ」の単元では、LやdLを用いて量を表現する以前に、1〜4のいろいろな方法を通して、入れ物の大きさを比較したり、測定したりする素地経験をさせることが大切です。
入れ物の大きさを比較する問題場面に応じて、どの方法がより望ましいかを選択させ、それぞれの比較の仕方の特徴がわかるように指導しましょう。
入れ物の大きさを数量化するにあたり、最も基本となることは、コップ何杯分というように基準となる単位を定めて測定することです。基準となる定め方を特に考慮した展開を心がけましょう。
■形の異なる容器で比べる
かさ比べにあたっては、直観で判断しにくく、また容器の形も異なるものを用いるのが望ましいでしょう。これはかさを比べる必要感をもたせるとともに、容器の形という属性に惑わされず、かさだけに着目してかさ比べをさせるためです。
11.おおきさくらべ(1)(教科書p.46〜53)
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