今知りたい授業のワンポイント
円周と直径・比例
算数 5年生 2024/12/5
■円周と直径の依存関係
円周率を指導する以前の問題として、円周と直径が依存関係にあることに着目させることが重要です。教科書p.198の挿絵を使って、3つの円を比べて円周と直径が依存関係にあることに気づかせましょう。
まず、「直径が大きくなれば、円周も大きくなる」と捉えさせ、「直径と円周には何か関係がありそうだ」という見通しを持たせます。挿絵だけで場面を掴むことができない場合は、実際にフラフープを1回転させ、どこまで転がったのか見せるとよいでしょう。

■円周の実測
円周が直径の3倍より大きいと見当づけをしたにも関わらず、大きい円になるほど円周の直径の倍率が大きくなると考える児童がいます。
そこで、円の大小に関わらず、どんな円も円周の直径に対する倍率は同じであることを実感させることが大切です。そのために、教科書p.281の円周測定マシーンを使って、いろいろな大きさの円について円周を実測させるとよいでしょう。
なお、円周が直径の何倍になるかを計算させる際は、電卓を使って1/100の位まで求めさせるようにします。これは、円周率としてふつう3.14を用いることに繋げるためです。
14.円と正多角形(教科書p.194〜205)
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