今知りたい授業のワンポイント
小数のたし算・ひき算
算数 4年生 2025/6/19
■小数の加法・減法の筆算
小数の加法、減法の筆算の考え方は、下のように2通りあります。@は、小数の数構成の理解を深めるよさがあり、Aは、十進位取りの構造の理解を深めるよさがあります。

このように多面的な見方を認めながらも、しかし、最終的には小数点を揃え、各位の単位と揃えて位ごとに計算させるようにしましょう。あとは、整数と筆算と同じ原理、手順で行えると理解させることが大切です。
■加法・減法の筆算の特殊な場合
例えば、7+3.51は、0.01をもとにすると「700+351」と整数と同じ筆算の原理、手順によって計算できますが、筆算形式にかき表すとき、下のようにかいて誤答する児童が多くいます。

そこで、教科書p.93では、意図的にこのような型の筆算を取り上げ、「7を7.00」「0.5を0.50」と考えて、最終的に小数点を揃えて位ごとに計算し、整数の加法や減法と同じ原理、手順で計算できることを理解できるように指導しています。
また、空位の0をかき忘れる児童もいます。各位の計算の結果、空位の0をかかないと数の大きさが変わってしまうことに気づかせ、空位の0をかかせるようにしましょう。

[6]小数(教科書上巻p.84〜95)
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