エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

小数の相対的な大きさ

算数 4年生 2024/6/13

■小数の相対的な大きさの見方

 相対的な見方とは、ある単位に着目して、そのいくつ分になるかをみる見方です。
 教科書p.89では、合成と分解の2つの観点から42.195と1.998という小数の相対的な見方を取り上げています。
  分解:42.195は、0.001を何こ集めた数ですか。→42195こ
  合成:0.001を1998こ集めた数は何ですか。→1.998

 相対的な見方を伸ばす指導は、小数の意味についての理解を深めるだけでなく、今後学習する小数の乗法や除法の計算の仕方を考える上で有効に働きます。

■小数を10倍、100倍した数、10や100でわった数

 例えば、0.34を10倍、100倍した数や、10や100でわった数を考える際には、相対的な見方から、0.34は「0.01を34こ集めた数」とみます。そして、教科書p.87の[1]で学習した0.01と0.1、0.01と0.001の関係をもとに、0.01を10倍すると0.1になることから、0.34を10倍した数は「0.1を34こ集めた数」とみて3.4としたり、0.01を10でわった数が0.001になることから、0.34を10でわった数は「0.001を34こ集めた数」とみて0.034としたりするように指導します。

 こうした指導により、小数も整数と同じように、10倍すると位が1つ上がり、100倍すると位が2つ上がる、10でわると位が1つ下がり、100でわると位が2つ下がるという十進位取り記数法の仕組みになっていると気づかせることが大切です。

6.小数(教科書上巻p.84〜95)

アンケート

よろしければ記事についてのご意見をお聞かせください。
Q1またはQ4のいずれか一方はご入力ください。

Q1:この記事は授業準備のお役に立ちましたか。
Q2:この記事の詳しさは適切でしたか。
Q3:この記事の公開時期は授業準備タイミングとあっていましたか。
Q4:その他、ご意見・ご感想をお聞かせください。

全角で512字まで入力できます。