今知りたい授業のワンポイント
小数のかけ算の筆算
算数 4年生 2023/11/2
■小数に整数をかける筆算
小数に整数をかける筆算の指導は、積の小数点の位置に気をつければ、整数のかけ算の筆算と全く同じようにできると気づかせることがポイントです。
指導にあたっては、まず、教科書p.36の2.3×6の計算を振り返らせます。
10倍して10でわるというひなたさんの考え方を取り上げて、小数の場合の筆算は整数の場合の筆算と同じように計算すればよいという考えに繋げていくようにしましょう。
また、計算の仕方を押さえることで、筆算のときに「積の小数点は被乗数の小数点の位置に揃えて打つ」ことの意味を理解させるようにします。

■筆算の意味
もし、下のアのように加法と同じように位を揃えて書く児童がいた場合、それでもできないことはありませんが、末尾を揃えた方が計算しやすいこと明らかにしましょう。
なお、筆算の場合の小数点を打つ位置は、計算の仕方に振り返らせて理解させることになりますが、理解が十分でない場合には、下のイのように部分積を取って、その意味を知らせるようにしましょう。

12.小数のかけ算やわり算(教科書下巻p.34〜53)
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