今知りたい授業のワンポイント
100までのかずのけいさん
算数 1年生 2024/2/1
■40+30、70−20の計算
40+30、70−20のような計算は、10のまとまりのいくつ分かに着目すると、4+3や7−2のように1位数の計算と同様にできます。このような見方は、今後の計算指導の中でよく用いられる重要な見方です。教科書p.152のだいちさんのふきだしの言葉に着目し、その見方に触れるようにしましょう。最終的には念頭で処理できるようになることがねらいですが、最初は必ず具体的に操作を行い、数のイメージをもって計算させていくことがポイントです。

■32+5、27−4の計算
32+5、27−4のような計算では、次のような誤りをする児童が見られます。
32+5=82 (一の位の5を十の位の3にたしている。)
このような誤りは、十進位取り記数法としての数の理解が不十分で、例えば、2位数32を「3と2が並んでいる」といった捉え方をしているためだと考えられます。このような場合には、2位数の構成についての理解を再確認するために、数え棒の操作を行い、その見方で2位数を捉えられるように指導しましょう。数え棒の操作そのものが2位数の構成を表しているため、このような活動を通して、十進位取り記数法の真の理解を促すことができます。

21.100までのかずのけいさん(教科書p.152〜155)
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