今知りたい授業のワンポイント
町探検の準備
■単元を始める前に
子どもたちが安全に楽しく町探検を行えるよう、早めに事前準備を整えておきましょう。
@校内の事前準備
郊外学習のための計画書の作成と提出、子どもの緊急連絡先の確認と確保など体制を整えておきましょう。
A訪問先への連絡
訪問先に使用許可を取ったり、子どもたちが立ち寄る場所へ届け出をしたりします。活動の日時や目的、質問など詳細を訪問先に伝えましょう。
B保護者への協力依頼
町探検では、子どもたちは思わぬ事態に遭遇することがあります。そのため、町の人や保護者などに理解と協力を要請しておきましょう。

■訪問先への連絡
訪問先が決まったら、早めに連絡を取り、活動の趣旨や内容を伝えましょう。その際、訪問先の人が不安を感じないよう、また、十分な理解が得られるよう丁寧にやり取りすることが大切です。
計画を立てる段階で質問したいことが出てきたら、次のようなプリントを届けておくとよいでしょう。

■保護者への協力依頼
保護者に協力を依頼する手紙も、指導書付録CD-ROMに収録されているカード「ボランティア・スタッフの方へのお願い」「ボランティア・スタッフ募集のお知らせ」を活用するとよいでしょう。

■安全指導の徹底と安全面への配慮
探検の計画が決まったら事前に探検コースを歩き、次のことを確認しておきましょう。
・危険な場所
・トイレの場所
・学校からの距離
子どもたちの人数や探検する時間帯を考慮してチェックし、支援の体制を整えておくことも大切です。
また、子どもたちへの安全指導も徹底しておきましょう。
・道路の歩き方や車への注意などの交通安全指導
・不審者などへの対応
・危険な場所や注意が必要な場所の確認
・活動の仕方や行動範囲、時間の約束の確認 など
指導するときは、学区の安全マップを使って、どこが危険なのか具体的に示すようにしましょう。

■絵地図の活用
町探検で使う絵地図は、これから一年間活用します。
季節の変化を捉え、町の人たちの思いや願いに気づけるように、絵地図は教室内で年中掲示しておきます。そして、探検で得た気づきを書き足したり、貼ったりできるようにしておきましょう。
2年生の町探検で絵地図を取り上げたかどうかは、3年生の社会科における地図学習の理解度に大きく影響します。子どもたちは、地図上の位置を捉えることは難しいので、絵地図を通しての経験を重ねることで、理解へつなげられるようにしましょう。

とび出せ! 町の たんけんたい(教科書p.28〜33)
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