今知りたい授業のワンポイント
野外活動の安全指導
■野外活動の安全指導
野外に行く前に、教科書p.11をもとに、服装や持ち物を確認しましょう。第1時で野外に出る場合は、事前に確認を済ませ、当日は服装を準備してくることを児童に伝えておく必要があります。野外活動では、不測の事態を避けるために、事前に準備・計画をするよう心がけましょう。
1. 事前調査・事前指導
活動区域とその周辺の危険な場所や、危険な生物について調べておきます。万が一に備えて、周辺の緊急病院も調べておきましょう。
【ポイズンリムーバー】
毒虫に刺されたり、毒蛇に噛まれたりしたとき、毒を吸い出す応急処置用品です。携行しておくと安心です。使用後は、できるだけ早く医師の診察を受けましょう。

毒をもつ生き物には近づかないよう指導する。
2. 行き帰りの安全指導
学校外に出る場合には、事前に現地までの道のりの安全確認を行い、交通事故の防止に努めましょう。出発時、到着時の人数確認や健康観察を行い、できれば、複数の指導者で引率しましょう。
3. その他(天候、花粉など)
天候の情報を事前に把握し、日射病、熱中症に注意するとともに、光化学スモッグ・微小粒子状物質(PM2.5)情報などに気をつけましょう。注意報が発令された場合には、活動を中止します。
スギなどの樹木やイネ科の植物、ヨモギ、ブタクサなどの花粉によるアレルギーをもつ児童にも配慮しましょう。例えば、児童の体質に応じてマスク・眼鏡を着用させる、花粉が飛散しやすい場所・時期の活動は極力避けるなどの手段を講じる必要があります。緊急の事態に備えて、携帯電話や緊急連絡網なども携行しましょう。

https://keirin.sakura.ne.jp/2024sho/rika/3-46.png
★3月の植物栽培情報
キャベツは、5月に実施する「3.チョウを育てよう」で、モンシロチョウのえさとして無農薬で栽培します。苗を2〜4月に園芸店で購入し、栽培するとよいでしょう。たねから栽培する場合は、前年の秋〜3月上旬にたねをまきます。
モンシロチョウ以外のチョウを飼育する場合は、幼虫の食草(または食樹)が異なるので注意しましょう。
アゲハ:ミカン、サンショウなど
キアゲハ:ニンジン、パセリなど

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
1.生き物をさがそう(教科書p.8〜17)
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