今知りたい授業のワンポイント
学校探検の前に/栽培活動を始めるにあたって
■学校全体で趣旨を共有
学校探検は、スタートカリキュラムと関連付けた活動となるため、各校とも1年生が入学して間もないころから行われることと思います。
年度初めの職員会議など早いタイミングで、スタートカリキュラムと学校探検の趣旨を共有し、1年生が安心して活動できる体制を整えておきましょう。また、上級生に対しても、1年生の担任団から活動の趣旨を伝え、接し方や協力してほしい事柄などを伝えておくようにしましょう。
■安全上の注意
子どもが自分の思いや願いをもとにのびのびと活動するには、安全であることが大前提です。事前に管理職や担任団と話し合い、危険な場所への立ち入りや危険物への接触を防ぐなど、安全上の配慮や工夫が必要です。例えば、子どもだけでは入室できない部屋の入口には、注意や禁止を示すマークや、先生と一緒に入室することを表す先生の顔のイラストを貼っておくなどの方法が考えられます。

■特別支援の留意点
歩くことや探検のルールを守ること、集団で行動することなどに不安を持つ子どもがいるかどうか、また、いる場合はどのような特性があるのかなどを事前に把握しておきましょう。実際の活動では、担任や補助教員などが見守ることができる体制を整えておくよいでしょう。
■栽培方法の確認
栽培活動では、種のまき方、まく時期、必要な肥料、水やりの頻度、日当たりなどをあらかじめ把握したうえで、単元の計画を立てましょう。開花時期や種が採れる時期を頭に置いておくと、活動の終わりまでの見通しを持つことができます。
また、幼稚園や保育所、家庭などでどんな植物にどの程度かかわってきたかについて子どもたちに発表させるなどして、実態を把握しておくとよいでしょう。
教科書p.25右上にあるQRでは、たねのまき方の動画を観ることができます。前もって確認しておきましょう。


■種の準備と保存
種は100%発芽するわけではありません。複数まいたにも関わらず、発芽しなかったり、途中で枯れてしまったりする場合があります。それを想定して、予備として2〜3鉢分、種をまいておくようにしましょう。
ただ、全部の種をまいてしまうと、後から振り返ったり比較したりできなくなります。「どんな種をまいたのか」「どれくらいの大きさだったのか」「どんな形だったのか」などを確認できるように、まいた種類の種は少し残して保存おきましょう。

いくぞ! がっこうたんけんたい(教科書p.2〜7)
わたしの はなを そだてよう(教科書p.20〜25)
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