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仮商の修正

算数 4年生 2025/7/3

■仮商の修正

 2桁の数でわるわり算の筆算で、児童が最も抵抗を感じるのが仮商の修正です。
 仮商を立て、除数にかけてみて、被除数の大きさと比べ、正しい商を決定するといった一連の手順は、(2、3桁の数)÷(2桁の数)で、商が1桁の数になる場面で十分指導しておくことが必要です。教科書では、p.109[1]の(ア)で修正が1回の場合、(イ)で2回の場合、(ウ)で仮商に9を立てる場合というように、ステップを踏んで取り上げています。

 p.109[1](ウ)の「324÷36」の計算では、まず手かくし法で商は一の位に立つことを確認させます。
 次に320÷30から、仮商10と見当づけられます。しかし、一の位に10という2桁の数は立てられないことから、このような場合は1減らして9を立てなければなりません。
 仮商9が立てられた後は、必要に応じて、商を1ずつ小さく修正して、正しい商を決定します。

 このように、順次仮商を1ずつ減らしていくと正しい商を見つけることができます。これは、切り捨てて仮商の見当づけを行う方法によると修正することも理解がしやすいというよさです。

[7]2けたでわるわり算の筆算(教科書上巻p.102〜115)

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