エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

もののすがたとせいしつ

理科 4年生 2025/2/20

■空気に含まれる気体

 空気はいろいろな気体が混ざり合ったもので、最も多く含まれているのが窒素、次に多いのは酸素です。二酸化炭素は約0.04%含まれています。

・窒素
 窒素は空気中に体積で約78%含まれている気体です。色やにおいはありません。ほかの物質と反応しにくい性質があり、この性質を利用して、食品が変質するのを防ぐために、お菓子やコーヒーの袋、ジュースの缶などに詰められています。窒素の沸点は、-195.8度であるため、日常生活では気体として存在しています。

・酸素
 酸素は生き物が生存する上で必要不可欠なもので、空気中に体積で約20%含まれています。酸素の沸点は-183.0度で、気体は無色ですが、液体になると、淡い青色をしています。

・二酸化炭素
 二酸化炭素は、色やにおいはありません。ものを燃やす性質がないため、消火剤にも使用されます。ドライアイスは、固体の二酸化炭素です。

■水の循環

 地球上の水の総量は、約14億km^3と推定されており、その大半が海水などの塩水で、淡水が約2.5%となっています。そのうち人が容易に利用できる河川や湖沼等の水として存在する淡水は、地球上に存在する水の量のわずか0.01%にすぎません。
 ただし、地球上の水は、海水や河川の水として常に同じ場所に留まっているのではなく、太陽のエネルギーによって、状態変化をしながら地球上を循環しています。海水や地表の水が蒸発し、上空で雲になり、やがて雨や雪になって地表に降り、それが次第に集まって川になって海にいたります。
 わたしたちが利用できる淡水は、たえず循環する水の一部であるため、河川や湖沼だけでなく、全ての水を健全に保つことが大切です。

水蒸気

これまでの学習をつなげよう(教科書p.180〜181)

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