エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

三角形の面積

算数 5年生 2024/10/3

■既習内容をもとに図形の求積の仕方を考えていく

 三角形の面積を求める際は、まず、直角三角形の求積から始めます。これは、
・長方形の求積など、既習をもとに考えていけばよいことに気づかせること
・高さと底辺という垂直な関係にある要素に着目していく見方の素地を養うこと
を狙ったものです。
 このことをもとに新たな図形の求積の仕方を考えていくという学習展開を大切にしましょう。

■三角形の公式を導くまでの指導

 教科書p.137の一般の三角形の面積を求める公式を考えさせる課題では、教科書の図をそのまま見せるのではなく、QRコードを読み取ったり、教科書の図のコピーを用意して考えさせるとよいでしょう。それらを活用し、三角形を切ったり、印をつけたりさせ、実際に作業的活動として行わせ、実感を伴いながら面積の求め方を考えさせるようにします。

■つまずきと対策底辺をどこにするかで高さが決まることをおさえる

 児童は、底にある辺だけを底辺と思いがちです。また、斜めの辺の長さを高さとまちがえてしまう児童もみられます。
 そこで、底辺は、図形について固定したものではなく、どの辺も底辺とすることができることや、底辺をどの辺にするかによって高さが決まることなどを、実際に三角形の向きを変えて図にかかせるなどして、はっきりと理解させておく必要があります。

10.面積(教科書p.134〜155)

アンケート

よろしければ記事についてのご意見をお聞かせください。
Q1またはQ4のいずれか一方はご入力ください。

Q1:この記事は授業準備のお役に立ちましたか。
Q2:この記事の詳しさは適切でしたか。
Q3:この記事の公開時期は授業準備タイミングとあっていましたか。
Q4:その他、ご意見・ご感想をお聞かせください。

全角で512字まで入力できます。