今知りたい授業のワンポイント
円の作図
算数 3年生 2024/9/5
■つまずきと対策コンパスの使い方
コンパスを上手に使うためには、針を刺し続けるための下に押す動作と、鉛筆の部分を回転させる動作の2つの動作を同時に行うことが必要です。
コンパスを使う際に針がずれてしまい円が途中で切れてしまうのは、これら2つの動作を同時に行えていないことが原因だと考えられます。児童の作業の様子をよく観察して、適切なアドバイスをしましょう。
また、工作用のカッターマットなどを下に敷いて針がずれないように工夫するといった手立ても有効です。
■コンパスを使って円を描く手順
・コンパスの脚の開き具合を、描きたい円の半径の大きさに合わせます。
(最初は3〜5cm程度の開き具合で練習するとよいでしょう。)
鉛筆と針の先の高さが同じくらいになっているほうがコンパスが回しやすく、円が描きやすいので高さを調整します。
・コンパスの上のつまみの部分を持ち、中心にきちんと針を刺します。
・手首を自分のほうに捻り、描き始めの位置(時計の文字盤の5の位置あたり)に鉛筆を下ろします。
・中心から針がずれないように、鉛筆が紙から離れないように気をつけながら、ゆっくりとコンパスを回します。
■つまずきと対策コンパスがうまく使えない児童への手立て
コンパスの使い方に習熟していない児童や、描き方の順序が分からない児童には、次のような個に応じた指導が必要です。
ア.教科書p.4〜5に戻って、コンパスの使い方について再度指導します。
特に、手順3では、鉛筆のスタート位置を時計の文字盤の5のあたりから始めるとよいことを知らせます。
イ.きれいな円が描けるように、何度も好きな大きさの円を描く練習をさせます。
11.円と球(教科書下巻p.2〜12)
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