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今知りたい授業のワンポイント

水を熱したときの泡の正体

理科 4年生 2024/1/11

■実験を行う際の留意点

・多くの泡を集めるために、大きなビーカーを用意します。

・発生した泡を効率的に、袋に集めるために、ビーカーに入るサイズの中で、できるだけ大きなろうとを用意するとよいでしょう。

・ポリエチレンの袋は、小さいほうがよいでしょう。これは、発生した泡によって袋が膨らむようすを観察しやすくするためです。

・ろうとの管の部分に、ポリエチレンの袋を輪ゴムで縛る位置は、できるだけろうとの先のほうがよいでしょう。ろうとの先であれば、袋がビーカーのふちに引っかかることが少なくなり、袋が膨らみやすいです。

・袋が膨らみすぎると破裂することも考えられます。膨らませすぎないように注意し、早めに加熱をやめるようにしましょう。

■水蒸気

 水蒸気は、水が気化したものです。無色の気体であり、目で見ることはできません。1気圧のとき、100度以上であれば、水は水蒸気として全て存在します。0〜100度のときには、水と水蒸気が混在し、0度以下では、氷と水蒸気が混在しています。同じ0度では、水蒸気は水の約1600倍、氷は水の約1.1倍の体積です。

・飽和水蒸気量
 空気1立方メートルに含むことのできる水蒸気量の最大量のことです。温度が高くなるほど、最大量は大きくなります。

■湯気

 水蒸気と混同されやすいですが、気体ではなく、液体の水です。自然界では、雲や霧、靄なども液体の水を含みます。

・身の回りで湯気を出すものの例
 やかん、お風呂場、熱い飲み物、味噌汁など

湯気は目に見えるが、水蒸気は目に見えない。

温度とものの変化(3)水のすがた(教科書p.150〜165)

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