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今知りたい授業のワンポイント

がっこうを あるいて みよう

生活科 1年生 2025/3/7

■学校探検の趣旨を共有

 学校探検は、スタートカリキュラムと関連付けた活動として、1年生が入学して間もない時期に実施する学校も多いでしょう。年度初めの職員会議で、スタートカリキュラムの取り組みと学校探検の趣旨を1年生の担任団から説明し、教職員、上級生とともに安心して1年生を迎えられる体制を整えておきましょう。
 また、1年生がのびのびと学校を探検できるように、安全面にもきめ細かく配慮しましょう。例えば、事前に管理職・担任団で相談し、子どもだけでは入ることができない部屋にはマーク(先生のイラスト)を貼るなど工夫しておくとよいでしょう。

■学校を歩いてみよう

 子どもたちにまず知っておいてほしい場所は、職員室と保健室です。
 職員室にはたくさんの先生がいること、そして、担任の先生が近くにいなかったり困ったことがあったりしたときに頼ることができるということを伝えておきましょう。
 また、保健室は、体調を崩したときやけがをしたときに行く場所であることを話しておきましょう。
 学校生活に慣れない子どもにとって、いつでも頼っていい場所があるということを知っておくことは、大きな安心感につながります。

■1年生でもわかるように

「職員室」「保健室」など特別教室の表示(看板)は、漢字が書かれていることが多く、1年生の子どもは読むことができません。
 そこで、ひらがなとイラストを使った表示を準備しておくとよいでしょう。その場合、教師が作るのではなく、新2年生に協力を依頼して作ってもらいましょう。2年生にとっても学びの機会となります。

■なにがあるかな? だれがいるかな?

 教科書p.4には、跳び箱や鉄琴、ミシンなど、自分の教室にはないものの写真が掲載されています。また、p.5では「どこにあるかな?」と題して、何がどこにあるのかを予想して線でつなぐようになっています。
 これらをもとに、子どもたちが学校で見つけたいものや行ってみたい場所などを自由に話せる機会を設け、学校探検への意欲を高めていきましょう。
 また、校内の写真や幼稚園、保育所、こども園の写真などを準備しておき、「幼稚園(保育所・こども園)にあった〇〇は、小学校にもあるかな?」などと問いかけてみましょう。幼児期の生活と比べて予想したり、自分の経験に基づいて話したりすることで、学校探検への興味が深まります。

がっこうを あるいて みよう
いくぞ! がっこうたんけんたい
(教科書 上巻小寸p.12~16、上巻p.1~5)

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