今知りたい授業のワンポイント
小数のしくみ
算数 4年生 2023/6/15
■小数と数直線
数直線は、数の大小関係や順序をとらえさせる上で有効であり、また、具体的な測定値としての小数から、抽象数としての小数へと高めていく上でも有効です。
児童は、第3学年で、1/10の位までの小数について数直線を用いた学習をしています。教科書p.89では、第3学年での理解をもとにして、数直線上の0.1ごとの目盛りをさらに10等分してみせ、
1の1/10は0.1、
0.1の1/10は0.01、
0.01の1/10は0.001
であることを知らせています。
下の図のように、数直線を用いながら、抽象的な数としての小数の仕組みを理解させましょう。
■小数の仕組み
小数も整数と同じように、十進位取り記数法の仕組みになっています。整数が1から順に大きいほうへ拡張されていくのに対し、小数は1から順に小さいほうへ拡張されていきます。
指導にあたっては、0.1、0.01、0.001はそれぞれ1の何分の1になるか、また1はそれぞれ0.1、0.01、0.001の何倍になるかを数直線を使って考えさせ、小数の十進数としての仕組みを下の図のようにまとめさせることが大切です。
6.小数(教科書p.86〜97)
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