今知りたい授業のワンポイント
ものの体積と重さ
理科 3年生 2024/2/8
■準備のポイント
同じ体積で材質の違うもの(鉄、アルミニウム、ゴム、木、プラスチックなど)を準備します。体積が同じという条件を意識させることが大切です。
・金属の扱い
教科書p.155「実験2」では、異なる素材でできているおもりとして、木・ゴム・プラスチックと、金属を2種類(鉄・アルミニウム)扱っています。「8.電気で明かりをつけよう」「9.じしゃくのふしぎ」などの単元で、金属でも、性質の異なるものがあることを既に学習しているため、金属の種類による違いについて調べたいという意見が出てくることはごく自然の流れです。また,児童にはなじみが薄い金属ですが、鉛は比較的手に入りやすく、密度が大きいので、アルミニウムなどとの重さの違いを体感させるのによいでしょう。

鉄

アルミニウム
■実験のポイント
まずは、手で持った感覚から重い順に並べるようにします。手ごたえでの比較から、はかりで数値化していくという流れは、定性的から定量的な実験にしていくためです。重さをはかることと同様に、感覚を養うことも、ここでは大切にしましょう。
■別の方法
カップなどの容器に食塩や砂糖などをすり切り入れて、同じ体積のものをつくって比較します。カップなどの容器に入れるものは、すきまができない細かい粒状のものがよいでしょう。アレルギーがある小麦粉などは扱わないようにします。
11.ものと重さ(教科書p.150〜159)
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