今知りたい授業のワンポイント
出てきた固体の性質
理科 6年生 2024/9/19
■準備のポイント
次のことに気をつけて実験の準備をしましょう。
・塩酸は「実験4」と同様、9%程度の濃度のものを使用するとよいでしょう。
・塩化鉄、塩化アルミニウムは、「実験5」で出てきた固体を保存しておき利用します。ただし、それだけだと分量が少なく、比較しにくい可能性があります。事前につくって、前実験のものに加えておきましょう。
・鉄、アルミニウム、塩化鉄、塩化アルミニウムはラベリングした試験管に入れて配布するようにしましょう。
・「実験5」で出てきた固体が茶褐色になっている場合は、水に溶けない酸化鉄に変化している可能性があります。その場合は、薄い塩酸に鉄を溶かして水を蒸発させ、新しく塩化鉄を用意するようにしましょう。
・薬さじは、プラスチック製のものを用意しましょう。
■計画を立てるために
これまでの学習を生かして計画が立てられるよう、鉄やアルミニウムの性質について確認します。アルミニウムは磁石につかないため、磁石では判断できないということも、触れておくとよいでしょう。
■安全上の注意事項
塩酸、塩化鉄などの取り扱いについて注意喚起し、薬品が手についたときは、水でよく洗い流す、必ず保護眼鏡を全員装着する、十分に換気を行うなど、十分に留意しましょう。また、水素が発生するため、火気厳禁です。周囲に火の気がないか、必ず確認しておきましょう。

薬品が手についたときは水でよく洗い流す

火を近づけない

十分に換気を行う
★9月の植物栽培情報

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
5.水よう液の性質(教科書p.94〜113)
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