今知りたい授業のワンポイント
計算の順序
算数 3年生 2024/9/26
■数量の関係を可視化する
教科書p.20では、「言葉」、「絵」、「関係図」、「式」という4通りの方法を用いて数量の関係を示しています。これらの表現方法を関連づけることで、数量の関係についての児童の見方・考え方をより豊かなものにしましょう。
「絵」と「関係図」を同一のものとして児童が捉えられるように、下のように絵に数量などをかき加えることも有効です。

■式の意味を理解し、1つの式に表す
順に計算する方法を1つの式に表すことは、多くの児童にとって抵抗なく受け入れることができます。しかし、何倍かを先に求める方法を1つの式に表すことについては難しく感じる児童が多くいます。
そこで、次のように、式を言葉で表す活動を取り入れるとよいでしょう。
◆教科書p.20の問題の場合
2×4=8 「2倍の4倍は、8倍」
3×8=24 「3mの8倍は、24m」
↓ ↓
3×(2×4)=24 「3mの(2倍の4倍)は、24m」
さらに、3×2×4=3×(2×4)という等式を捉えることが困難な児童に対しては、次のような図を用いて説明する活動を取り入れましょう。

13.計算のじゅんじょ(教科書下巻p.20〜21)
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