今知りたい授業のワンポイント
わくわくSDGs
算数 6年生 2025/1/30
■調べてわかったことの意味を感得させる
防災・減災の観点から備えておくべき自然災害は、教科書p.204で取り上げた水害以外にもさまざまなものがあり、地域によって起こりやすさも違います。児童が実際に調べたいものがあれば適宜取り上げるようにしましょう。
数値データについては、その意味や大きさを感得できるように配慮します。教科書p.204では、大雨の起こりやすさを調べるために、年間で最大となった1時間あたりの降水量を50年間調べ、度数分布表に整理しています。この資料からは、50年間で大雨が発生した年が何回あったかはわかりますが、50年間で大雨が何回発生したかはわからないということに留意しましょう。
■インターネットでの調べ学習
「わくわくSDGs」の単元は、45分の授業を想定して、データの掲示と小問の設定をしていますが、その枠にとどまることなく、児童自らがデータの収集や分析を行っていくことができるようであれば、ぜひ行ってほしいところです。実際に調べ学習をしていくと、内容が難しいものや複雑なデータと出合うことも少なくありません。しかし、最近では児童向けに編纂されたwebサイトも増えてきています。
例えば、総務省消防庁のwebサイトには「防災・危機管理eカレッジ」と題されたページが用意されていて、子ども向けに「こどもぼうさいランド」というものがあります。児童の興味・関心によっては、そういったwebサイトから情報やデータを収集する取り組みをさせてもよいでしょう。
わくわくSDGs(教科書p.204〜207)
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