今知りたい授業のワンポイント
はかり
算数 3年生 2024/8/22
■秤の使用上の注意
1.はかりは、平らなところにおく。
そうしないと、測定中に上皿に乗せたものが落ちたり、無理な力が加わって針が正しい値を指さなくなったりする恐れがあります。
2.はじめに、針が0をさしていることをたしかめる。
針が0を指していないときは秤を調整しましょう。
3.はかるものをしずかにのせる。重すぎるものは、のせないようにする。
測定可能な値の最大値をこえるものをのせても、針は振り切れるだけで正確な値を指しません。
4.目もりは、真正面からよむ。
見る向きによって、針が指す位置が違って見えてしまうので、見る向きを一定にしましょう。
秤の使用上の注意点を指導する際には、それぞれの注意事項の理由や目的を理解させることが大切です。そして、より正確に測ろうとする態度を養うようにしましょう。
■つまずきと対策目盛りのよみの指導
秤の目盛りについては、10g刻みの1目盛りを1gとよみ誤ったり、0gの目盛りから10gと数え始めて30gを40gとよみ誤ったりする児童がいます。
秤の目盛りは、一般に、大きさを変えることでよみやすくなっています。指導にあたっては、既習の数直線のよみ方を想起させつつ、秤をよく観察させて、次のような手順でよませるとよいでしょう。
1.いちばん大きい目盛りを順によませる。
2.次に大きい目盛りを順によませる。
3.その次に大きい目盛りを順によませる。
4.いちばん小さい目盛りを順によませる。
10.重さ(教科書上巻p.114〜127)
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