エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

視点を変えて、気付きを増やす工夫を

生活科 2年生 2024/11/15

■「伝え合う」ことが何よりの目的

 この単元では、これまでの町探検を通して見つけてきた「町のすてき」をさまざまな方法でまとめ、周囲の人に伝え合うことを目的としています。「生活や出来事の伝え合い」が主目的ですので、大がかりな作品作りは行わず、「自分が感じた『町のすてき』をできるだけ多くの人に伝えたい」という意欲を高めることを優先させましょう。

■気付きを支援できるよう準備を整えて

 「町のすてき」をまとめるにあたり、印象深かったことを思い出させるために、これまでの探検カードや記録カード、絵地図、動画、画像など、振り返る手がかりとして考えられるものを準備万端調えておきましょう。
 児童がこれまで作成したカードや作品は個人ファイルに保存されていると思いますが、各自に戻す前に、ファイルし忘れているものはないか、その都度きちんと評価しているかなどを点検しておくようにしましょう。

■例を挙げて「気付き」をフォロー

 児童の気付きを広げるには、教師が児童の言葉を拾いながら、その延長線上で考えられる町の変化や町の人の様子などを具体的に紹介するとよいでしょう。また、上の学年の児童がどのような活動や体験をしたかについて、例を挙げながら話すもの一つの方法です。
 具体的な内容を聞くと、児童も町の様子をイメージしやすく、視点を変えて「町のすてき」を考えることができます。
 そのうえで、小グループによる「町のすてき」を話し合う機会を設けると、さまざまな事柄に目を向けることができるほか、伝えたいと思う内容がより明確になります。カードをまとめる際もまとめやすくなるでしょう。

町の すてき つたえたい(教科書P.86〜97)
町の すてきを あつめよう(教科書P.86〜89)

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