今知りたい授業のワンポイント
わくわく ぷろぐらみんぐ
■プログラミングの授業づくり
プログラミング学習は、次の「学習段階」に従って学習を進めていくと考えると、具体的な授業がつくりやすくなります。
1.課題を設定・把握する
(例:○○するためのプログラムをつくろう。○○をするプログラムを考えよう。)
2.プログラムで使う《命令》の内容を知り、実行してみる
・どんな《命令》があるのかを知り、それぞれの指示を理解して実行してみる。(プログラムを実行してみて、どんなことができるかということを受け止める。)
・2つ以上の《命令》があるとき、どんな順序で組み合わせるかを考える。(順次)
・その他、分岐を示す《命令》や反復させる《命令》ができることを理解する。
※学習形態については、一斉授業のもとでの自力解決でもよいですし、グループ学習でもよいでしょう。
3.《命令》を組み合わせて目的に合ったプログラムをつくる
・個別学習やグループ学習で、プログラムをつくり実行して間違い(バグ)がないかどうかを試す。
・バグがあった場合は、修正(デバッグ)してプログラムをつくり直す。
・できたプログラムを再び試す。
・学級全体でできたプログラムを発表しあい、意見交流し学びあう。
4.応用・活用問題、発展問題に取り組む
・個別学習やグループ学習でプログラムをつくり、試す。
・できたプログラムを発表・交流し、学びあう。目的は同じでも、つくったプログラムに違いがあることを理解する。
・学習のまとめをする。
■プログラミングのねらい
教科書p.95では、プログラミングに使う「命令」を与えていますが、場面と目的からどのような命令が必要かを考えさせてもよいでしょう。ロボットの上に数図ブロックなどを置き、それをどう動かせば目的の位置まで行けるかを説明させることで、「うえに すすむ」「みぎに すすむ」という命令を引き出すことができます。
わくわく ぷろぐらみんぐ(教科書p.94〜95)
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