今知りたい授業のワンポイント
数直線、たしざんとひきざん
算数 1年生 2024/7/11
■数直線(数の線)の見方
数直線(数の線)については、以下の見方が理解できるように指導しましょう。
1.数直線の起点は1ではなく、0である
すたあとぶっくp.39では「何もない状態」の0を学習しました。教科書p.36、37では、新たに、起点を意味する0を学習します。
2.大小関係をとらえる
数直線では右へいくほど数は大きくなります。反対に、左へいくほど数は小さくなります。
3.「いくつ大きい」「いくつ小さい」をよみとる
p.36[3]にあるような「13より2おおきいかず」を数直線でとらえられるようにします。つまり、13を起点として右に2つ進んだところが15であり、これが2大きい数を表しているということを理解できるようにします。
■つまずきと対策数直線(数の線)を用いて数の順序や系列の理解を促す
数直線(数の線)を用いる際に、下の図のように、目盛りの間を1、2とよんでしまう場合と、目盛りのスタートを1としてしまう場合があります。こうしたつまずきを防ぐために、目盛りの線の真上に数をかき込む活動を取り入れながら、丁寧に確認させましょう。

■数の構成にもとづくたし算とひき算
教科書p.38、39では、常に「10といくつ」という考え方で計算の仕方をみつけ、答えを求めています。計算そのものより、数の構成についての理解を深めることが大切なので、具体物や数図ブロックの操作と合わせて数を実感させながら計算させましょう。

9.10より おおきい かず(教科書p.30〜41)
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