今知りたい授業のワンポイント
だ液によるでんぷんの変化を調べる
理科 6年生 2025/4/17
■ヨウ素液
実験用の薬品として販売されているヨウ素液を利用する場合、10〜20倍程度に薄めて使用します。
ヨウ素液は、水250mLにヨウ化カリウム1gとヨウ素0.3gを溶かしてつくります。ヨウ素は水に溶けにくいため、溶媒としてヨウ化カリウム水溶液を用いています。ポビドンヨードを用いたうがい薬(商品名イソジン)を20倍程度に薄めたもの、また消毒用ヨードチンキ(希ヨードチンキ)を100倍程度に薄めたものでも代用可能です。
ヨウ素液が古くなって、反応しなくなっていないか、必ず事前に確かめておきましょう。

ヨウ素液はビールの色を目安に調製する
■でんぷん液
でんぷんの液は濃すぎるとだ液による分解に時間がかかるため、水100mLに対してでんぷん0.5g〜1g程度(0.5〜1%)を目安に、適度な濃度のものを用意します。
用意するでんぷんは、かたくり粉などでも構いません。
でんぷんには、らせん構造の鎖が長いアミロースと、鎖が短く枝分かれの多いアミロペクチンとがあります。アミロースのヨウ素でんぷん反応は青紫色なのに対し、アミロペクチンでは赤紫色です。でんぷんの種類によっては、ヨウ素液で青紫色になりません。

★4月の植物栽培情報

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
[2]ヒトや動物の体(教科書p.26〜47)
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