今知りたい授業のワンポイント
受粉と実のでき方
理科 5年生 2024/8/22
■準備のポイント
ヘチマのつぼみができ始めたら、つぼみがおばなかめばなかを見ておきましょう。初めのうちはおばなが多いですが、しばらくするとめばなもでき始めます。明日咲きそうなめばなのつぼみが複数ついた株で実験するので、生育状況を見ながら実験に適した日を逃さないようにしましょう。
明日咲きそうなめばなのつぼみが複数ある株があれば、袋をかぶせておいて翌日実験するとよいでしょう。しかし、翌日の天候が雨の場合は、花粉が流されてしまうこともあるので、天気のよい日に受粉の操作ができるように計画しましょう。
ポリエチレンの袋は長時間の使用で袋内の温度が上がったり、蒸れたりすることがあります。教科書p.81のように、めばなにかぶせる袋は、窓付きの果実袋がよいでしょう。袋の中が蒸れることなく、袋を開けずに中のようすを確認できます。窓つきの果実袋はナリカやケニス、ヤガミなどで購入できます。また、めばながしおれたら、袋は外して構いません。
■実験のポイント
ヘチマの花は、早朝に開き、日差しの強い日中にはしおれだすため、めしべの先に花粉をつける作業は、午前中のなるべく早い時間に行いましょう。

受けつがれる生命(4)4.花から実へ(教科書p.72〜87)
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