今知りたい授業のワンポイント
川の防災
理科 5年生 2024/10/24
■水害に備えた取り組み
流れる水の速さや量が変わることで起こる災害があることや、災害から生活や身を守る取り組みについて理解するのが目標です。水害の被害によるPTSDに十分配慮する必要があります。
・水害防備林
竹の地下茎は絡み合って繁茂するため、川岸の竹林は地盤を強固にし、川岸の侵食を防ぐ効果もあります。教科書の写真の竹林は、昔、徳島藩が吉野川の洪水を防ぐために、川沿いに竹の植えつけを推奨したもので、同様な林は、全国各地で見られます。
・砂防ダム
小さな渓流などに設置される土砂災害防止のための砂防設備で10m以上のものを指します。近年は、砂防ダムとよばず、砂防堰堤といいますが、教科書では、平易な砂防ダムという言葉を用いています。
・護岸
護岸ブロックは、ブロックを置いて流水の勢いを弱め、堤防などを保護しており、堤防の法面(斜面の部分)の護岸は、ブロックをはめ込んでつくられています。
多自然型護岸とよばれる護岸では、川岸や水中の多様な生物が生息できるように配慮しています。
・遊水地
河川の氾濫などの被害を防ぐために、川沿いの低地に一時的に水をたくわえる場所を遊水地、もしくは調節池とよびます。
★10月の植物栽培情報

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
6.流れる水のはたらき(教科書p.102〜121)
アンケート
よろしければ記事についてのご意見をお聞かせください。
Q1またはQ4のいずれか一方はご入力ください。