今知りたい授業のワンポイント
てこが水平につり合うきまり
理科 6年生 2024/11/28
■グループ活動のポイント
グループで実験をする場合(4人想定)は、見る場所によって実験用てこの左右が逆にならないよう、グループの児童全員が同じ方向から見ることができるように配慮しましょう。
教科書に掲載している実験用てこ(ケニス)のように左右で色分けされているものであれば、左右ではなく、色(赤・青)で区別できるため、全員が同じ方向から見る配置でなくても構いません。
実験の技能を定着させるため、操作2人、記録2人に分けて実験を進めましょう。短時間で終わる実験なので、操作者と記録者を交代して、もう一度行うとよいでしょう。

■確かめ実験
理解を深めるために、「確かめの実験」を行うとよいでしょう。教科書p.163「もっと知りたい」のような例のほかにも、数か所におもりをつるして実験用てこをつり合わせる方法も考えられます。その際、教科書p.163のQR「実験用てこのシミュレーション」を利用すると便利です。
■実験用てこ
実験用てこは、何もつるさないときはうでが水平になるようにつくられています。また、支点から等距離にある位置に、同じ重さのおもりをつり下げても、うでが水平になります。これは、「力の大きさ×回転軸と力が働く点の距離」で表される力のモーメントが、てこの左右で等しくなるからです。
活動や実験2では、両方のうでにおもりをつるすため、力点と作用点を区別することができません。そこで、実験用てこは、左右のうでを傾けるはたらきの大きさを調べるための実験器具として扱います。
8.てこのはたらき(教科書p.154〜171)
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