今知りたい授業のワンポイント
水溶液を冷やす
理科 5年生 2025/1/16
■実験のポイント
食塩とミョウバンを取り違えないように、容器にラベルをはっておくとよいでしょう。
実験4でつくった水溶液の代わりに30℃くらいの水を2つ用意し、食塩とミョウバンをそれぞれ溶け残りが出るくらいまで溶かした水溶液を使っても構いません。
ろ過した液は実験6でも使用するので、ラップシートをして保管しておくようにしましょう。

実験5・6では、実験4でつくった水溶液を使う。
■ろ過のコツ
ろ過は、教科書p.153のQR「ろ過のしかた」の動画を提示したり、演示したりして適切な操作を確認します。間違った方法と比べ、操作の意味を考えられるようにすることが有効です。
・ろ紙
ろ紙はろうとの直径にあったものを選びます。ろ紙は、定性分析用のものと定量分析用のものに大別されます。JIS規格では、沈殿保持性によって、定性ろ紙、定量ろ紙ともに4種類が規定されています。一般的に用いられるのは2種(定性ろ紙)です。
・ろうとの当て方
ろうとの足先は斜めに切り口があります。その長いほうを、ビーカーの壁に当ててろ過を行います。液がビーカーを伝わることで、ろ過の速度が上がり、液が跳ねることも防ぐことができます。
・液の注ぎ方
液はガラス棒を伝わらせてゆっくりと注ぎます。液を注ぎすぎてろ紙の上まで液で満たされてしまうと、ろ紙とろうとの隙間から液が流れてしまい、上手くろ過できません。ろ紙を折って広げた厚みのあるほうにガラス棒を当てると、ろ紙が破れにくくなります。
8.もののとけ方(教科書p.140〜161)
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